Fedora 10にインストールしたvncserverへWindowsから接続する方法をメモします。
vncserver側の設定
ここでは、既にvncはインストール済みである事を前提に記載します。
ちなみにFedora側にvncserverでWindowsクライアント側にvncclient(RealVNC)を使用します。
■/etc/sysconfig/vncserversの編集
vi /etc/sysconfig/vncservers
上記設定ファイルを開き、下記書式で追加します。
※ディスプレイ番号は、VNCが使用するポート番号の下1桁(ここではまった・・)
※ユーザーアカウント名には、Linuxに登録しているユーザー名を設定します。
VNCSERVERS="ディスプレイ番号:ユーザーアカウント"
VNCSERVERARGS[ディスプレイ番号]="オプション"
簡単な例です。
VNCSERVERS="1:hoge"
VNCSERVERARGS[1]="-geometry 1024x768"
hogeユーザーをディスプレイ番号1で接続し、スクリーンサイズを1024*768にしています。
vncに接続するユーザーのパスワード設定
hogeユーザーでログインし、下記コマンドを発行しパスワードを設定します。
vncpasswd
上記で生成されたパスワードファイルは、「/home/ユーザー名/.vnc/passwd 」です。
下記コマンドでvncserverを起動します。
service vncserver start
起動後、hogeユーザー用の設定ファイルが生成されます。
※vncserverを起動しないと生成されないようなので、一度起動してください。
xstartupの設定
■/home/ユーザー名/.vnc/xstartup
/home/ユーザー名/.vnc/xstartup
上記ファイルを下記のように変更します。
#!/bin/sh
# Uncomment the following two lines for normal desktop:
unset SESSION_MANAGER
exec /etc/X11/xinit/xinitrc
[ -x /etc/vnc/xstartup ] && exec /etc/vnc/xstartup
[ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources
xsetroot -solid grey
vncconfig -iconic &
#xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
twm &
exec gnome-session
下記コマンドでvncserverを起動します。
service vncserver restart
Windows版Real VNCクライアントのダウンロードと接続方法
下記URLよりWindows版Real VNCクライアントをダウンロードします。
※ここでは、無料版の「VNC Free Edition Viewer for Windows」をダウンロードしました。
RealVNC - RealVNC remote control software
ダウンロードしたVNC Viewwerをクリックすると「Connection Details」でサーバーの場所を聞かれますので、
ここで上記で設定したサーバーのIPアドレスとディスプレイ番号を記載します。
192.168.1.1:1
VNC Viewerエラー:unable to connect to host
Windows側のファイアーウォールの設定もしてるのに、なぜかエラー「unable to connect to host」が出る・・・。
色々調べた結果、設定したと思われたサーバー側のファイアーウォールが原因でした。
VNCのポートが5900番だと思って、ファイアーウォールを設定していたが、ディスプレイ番号が下1桁になっている事に気付かなかった。
ということで、ディスプレイ番号が1の場合は、ポート番号は5901になるみたい。
上記ファイアーウォールの設定を行うと正常に接続できました。



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